2011年02月17日

ネットに古碁の資料の宝庫☆

最近、江戸時代の碁・・・というよりその碁の背景を探ることに夢中です。


前に徳川秀忠の上覧碁について書いたりしましたが、その関連で、千代田区立図書館とか京都府立総合資料館とかに遠征。
地域資料のコーナーに『徳川実紀』があったり、京都御所関係がずらりとならんでいたり、うわあ、さすがお膝元♪

(そういうメジャー系だけではない細かい史料もあてにして行く。芋づる式に謎が増えている現在・・・。

余談ながら、千代田区立図書館には江戸城周辺の古地図を元にしたカーペットが敷かれていてブラタモリみたいです^^ 
わたしが行ったときは元となった地図も展示されてました。)



最近は各図書館や博物館のサイトから請求だけではなくオンラインでの文書閲覧閲覧もできるのでとても便利ですね。


今回のオススメは国立国会図書館の近代デジタルライブラリーです!
明治・大正・昭和前期刊行の所蔵図書がデジタル画像で公開されています。

たとえばここで「囲碁」を分野検索すると(分野で検索(NDC分類)→7:芸術、体育→79:諸芸・娯楽→795:囲碁・将棋)
じゃじゃーん。

インターネット閲覧に限っても約200件、館内請求閲覧も加えると400件以上がヒットします。
2010年12月末に新たにたくさん加わっているので、以前調べて「ないなー」とがっかりした方もチェック。

方円社の囲碁新報、本因坊丈和の『国技観光』、安井算知の『囲碁捷径(しょうけい)』、『碁経衆妙』、当時の入門書や手筋の本等々。


ここ、古碁好きにはたまらんでしょう。^ー^
国立国会図書館が審査を経て公開しているものなので著作権的にグレー?とか心配しなくていいし、オンデマンドだし。
文書のpdf保存、印刷もできます。


今店頭に並んでいる古碁の解説書にはそれを執筆する棋士さんの現代的な解説が加えられていますが、100年以上前にはどういう解説や評が付けられていたのか、見比べるのも楽しいでしょうね。


もちろん、囲碁だけでない各分野の資料が閲覧できます。

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2010年12月13日

水滴碁盤

台湾のLGSの記事から。


suiteki.jpg

佛乗杯という台湾のプロアマ団体交流棋戦の会場スナップ。
(プロチームとプロアマ混合チームが参加。)
鏡面状のパネルに水滴で盤上の碁石を表現したものが描かれていて(たぶんCG? これは対局というより絵画的なデザインかな?)、実際の対局風景がそのなかに映りこんでいます。

ファンタジックですね〜。


会場は台湾北部の景勝地:淡水(ダンシュエイ)というところの淡水縁道観音廟です。

調べたけど、この絵のことはよく分からない。
なにかご存知な方、教えてください。


LGS記事のタイトルの「佛乘盃觀音廟二度鬥法! 美女將攪亂一池春水.」は唐詩の句を借りて「観音廟の妖かしの技再び。美女が(淡水の)水をかき混ぜて春にする」というような意味です。
この大会が第二回で、「お寺に二度来る」というのは還俗したものが再び仏門に入ろうとするイメージだから、こんどこそ「精進」するぞ、「佛乗杯・観音廟に再び挑む! 美女にくらっと負かされて」という洒落のタイトル。がんばれ、男性陣。)

キャプションのあちこちがそんな洒落で面白いのだけど、当方の力不足につきここまで。
わたしも精進します。


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2010年12月12日

ペア碁用の特殊碁笥

プロ棋士ペア碁選手権2011を観戦してきました。
今日は1回戦~準決勝までが行われました。
対局結果と棋譜はペア碁協会の大会ページにあります。


ペア碁の碁笥ってよく見る碁笥より縦長の卵型だって、知ってました?


101211_碁笥.jpg

上下二つに分かれるようになっていて、ペアの二人がそれぞれ半数の碁石が入った小ぶりの碁笥を手元に置けるようになっています。

(碁石は180個の半分、90個がひとり分。19路用の碁石は19の二乗で361個だから黒番の一人だけ91個になるのか。)
普通の一つの碁笥を二人の間において共有するんじゃないんですね。

二段重ねの弁当箱でこういう形の、下段のご飯部分が丸底のお茶碗ふうで、おかず入れが上段になってるのがありますが、その仕組みを借りるとご飯部分が女性用、おかず部分が男性用、アゲハマ入れになるフタは男性棋士側に置くルールのようです。

(下の写真でフタは碁盤の向こう側で見えない。局後検討なので石が盤の周りに散っています。)

101211_碁笥2.jpg
タグ:ペア碁
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2010年11月24日

広州棋院の巨大象棋

日本棋院のサイトに広州棋院の紹介動画が公開されていました。
http://www.nihonkiin.or.jp/match/2010/11/161121.html

広州棋院の中には囲碁や象棋(シャンチー)に関わる文物が展示されています。



大きい象棋(シャンチー)盤。
巨大象棋は中国の文化なんだそうです。1.8m×2.3m。採石研磨で製作に五年かかってるんですって(TOMの解説記事)。
アジア大会の碁石がこんなに大きくなくてよかった・・・大きくても良かったけど(?!)。
象棋.JPG


日本でも山形県天童市の人間将棋が有名ですね。

広州でも象棋でおんなじことが行われていました。こどもたちがコマの格好をしててカワイイ。
http://bit.ly/e43jtQ
人肉象棋・・・中国語と日本語は少し似てるけど全然ちがうなあ、と思う表現です。^〜^



崖っぷち、盤上命がけの象棋。
xin_3730405021126890187853.jpg
(瀋陽の棋盤山)
http://chinaneast.xinhuanet.com/2008-04/02/content_12859478.htm


タグ:巨大象棋
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2010年11月14日

囲碁のルールの分かりやすい説明

囲碁のルールを、囲碁を全く知らない人に分かりやすく説明するのはなかなかむつかしい。


最近、上手く説明しているなあと感心しているwebはこの二つです。

シンプルに、一般的な用語で、学習者に敬意を、が基本ですね。

ニトロの絵日記さんの漫画による説明
http://pixiv.cc/afurekaeru99.nitrosannoenikki/archives/51155209.html



囲碁対局×SNSの囲碁庵さん
による説明
http://igoan.rikinet.jp/resources/service/igo_primer.html



前に紹介した、プログラムとオンライン無料対局できるCOSUMIさんも。
http://www.cosumi.net/learn.html

囲碁用語辞典はこちら
http://www.godictionary.net/




NGは「かんたんですよね」とまだ理解していないかも知れない相手に同意を求める表現、自分が先生役に酔っている態度だと思います。
対面で相手の理解度を把握確認しながらとか相手との信頼関係によっては使えるかもしれませんが、読みながら理解に努めている人や一斉講義で追いついていない人は困惑しますね・・・


上手に説明できる人は入門時のつまづきと上手く教えられなかった経験からの反省を積み重ねて整理できている人だ。
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2010年10月13日

13路碁盤 洛式

IGO FESTIVAL2010の会場には、いろんな囲碁関連の展示もありました。

「洛式」という碁盤もそのひとつ。
洛式のサイト
http://rakushiki.jp/


これはIGO FESのチラシやフリーペーパー「碁的」の表紙にも登場していました。

京都市産業技術研究所の竹浪祐介さんのデザインで、碁盤は京都の漆工芸作家三木啓樂(みき・けいご)さん、碁笥は清水焼作家の伊東南山(いとう・なんざん)さんの作です。
囲碁関連のサービス(囲碁SNSのgoxiとか対局場囲碁きっずなど)を提供されているきっずファイブの政光さんの肝煎だそう。

囲碁教室が縁で知り合った方達が現代の伝統工芸を融合させた美しい道具をつくろう、と企画されたそうです。



盤の縁の螺鈿には桜や紅葉、星雲が描かれています。
碁笥は白が桜、黒が紅葉の意匠です。

和風だけど、現代の洋室などでも映える雰囲気。
縁が斜めに切ってあって、対局しながら意匠を楽しめるようになっている卓上碁盤です。



13路棋戦「妙花」でも使われた碁盤「妙花」と碁笥一組。
13路の碁笥は佃煮とかを入れておく蓋物と同じくらいの大きさです。
(つまり、自分で用意するなら錦松梅の器でもいいわけですね←?!^ー^)
101011_165728-crop.jpg


黒の碁盤「銀河」。
碁石は試作品だというピンクや黄色のカラー碁石が置いてありましたが、グリーン碁石が映えますとのこと。
盤面は石が滑らないようにザラザラした加工がされてます。
101011_165828-crop.jpg


いいですねー。こういうの。

茶道や華道も時代と共に道具や手法に工夫や変化があります。
「今」という時間をどのようにしつらえるかの工夫が道具立てから始まります。

この碁盤は何百万円、誰々さんが使ったというのも物語だけど、そればかりでは曲(きょく)がない。
日本の囲碁だって時代が求める変化や楽しみ方を受け入れないわけではないでしょう。椅子対局もインターネットも導入しているんだし。
単純に便利な方へ流れていくのではなく美しさも備えていてほしい。

春だから桜、室内の色彩バランスがいいから黒の「銀河」、というのも楽しいですよね。



ここ「洛式」はこういうスタイルだけど、将来、各地のいろんな分野の作家さんがいろいろな趣向を凝らしていくようになれば面白いなあ。


囲碁は文化だというなら、周辺の文化を愛して育む土壌であってほしいと思います。






タグ:13路 洛式
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2010年06月08日

対局日程&結果ランキングのサイト 

こういうサイトを探していたんです!!! ぴかぴか(新しい)

という使いやすさと情報量の台湾発囲碁データベースサイト 「奕棋」(イーチー:「碁を打つ」という意味)。

(日本の囲碁データベースさんで教えていただきました。こちらも充実しています☆)


奕棋には、

日本棋士の対局日程&結果ランキング

すごく使いやすい!!
人名抽出での対局日程、成績順並べ替えなどが容易にでき、人名・棋戦にリンクがあるので知りたい情報がすぐ分かる。日本棋院・関西棋院だけの統計にも切り替えできます。随時更新されています。


台湾出身日本所属棋士の今月の対局日程&結果表


日韓中台の昇段制度対照表

(※冠軍=優勝、亜軍=準優勝、循環圏=リーグ、1次=1回。
各国の制度の日本語説明は囲碁データベースさんに詳しい。
韓国の昇段制度中国の昇段制度関西棋院の昇段制度
日本棋院サイトの昇段制度説明。)

などがあります。

很有意思、おもしろいです。^o^
タグ:サイト
posted by もっも at 12:35| Comment(0) | TrackBack(0) | 囲碁関連ソフト/サイト/道具 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年06月04日

中国の囲碁サイト「棋行正道囲棋」はディープだ

中国の囲碁サイト「棋行正道囲棋」にたまたま行き当たりました。(囲碁まっしぐら、とでも訳すのかな?)

ここ、むちゃくちゃ内容が濃い!@o@

おそらくは中国福建省の泉州から発信されているサイトで、中国南部の地元のこども大会から中国のプロ棋戦ニュースなどがメインですが、日本の囲碁情報もかなり多い。(韓国のはあまりない。)


日本の囲碁界ニュースとして速報性はあまりないけれど、読み物がおもしろい。
日本囲棋史話 は全五回。

1.棋具紹介、古代(囲碁伝来)〜鎌倉時代(日蓮)
2.戦国時代(織田信長)〜江戸時代末(秀甫、明治維新まで)
3.明治時代
4.大正時代〜昭和時代
5.江戸時代の四家、現代の七大タイトル+NHK杯タイトル保持者一覧(2005年まで)

写真が多いので、中国語を読まなくてもそれなりに楽しめると思います。
(やっぱり写真とか視覚情報は重要だ〜)
気が向いたらちょっと見てみてください。
漢字で推察できるところも少なくないし棋譜もありますし。
絵画に描かれた囲碁、道策、秀策、丈和など碁打ちの肖像も。
源氏物語のようなフィクションから戦国武将の実際の棋譜、江戸時代の囲碁四家の話、方円社設立、新布石の話、原爆の碁などの有名局の逸話等々・・・。


実際にゆかりの土地をたどっていたり、おみやげの紹介まであったり(秀策記念切手とか、本因坊せんべいとか)・・・うわー、この執筆者さん、本当にこういうの好きで書いたんだなあ、と(わたしもこういうの好きですが^x^)。

・・・ボリュームありすぎてざっとスクロールしかできてません。
リンクから日本の個人サイト「囲碁堪能」さんの囲碁の歴史などを参考にしているらしいとわかりますが、決してサイトの丸写しではなく、独自に資料を読んで調べまとめたらしい情報もかなり多い。

こんなふうに日本の囲碁を中国に紹介するサイトもあるんだなあ。

posted by もっも at 01:18| Comment(0) | TrackBack(0) | 囲碁関連ソフト/サイト/道具 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年04月08日

LGS:台湾の囲碁ニュースサイトは写真がイイ

張栩杯(張栩盃G13:台湾の13路プロアマオープン棋戦)を主催しているLGSという台湾の囲碁ニュースサイト。
http://blog.board19.com/

ここ、すごくいいですね☆

なにがいいって写真がいい ^0^ハートたち(複数ハート)

アングル、フレーミングもスマートで、棋士さんの表情が豊か。
緊張、意気込み、安堵、喜び・・・囲碁に向かう真摯な姿勢や愛情。

写真を通して棋士さんの人柄やその時々の感情、場の空気感も伝えたいというのが感じられます。
テキストは台湾中国語ですが、写真だけでも楽しめます。


謝依旻さんのタグページ。
きゃー、むっちゃかわいー。

カメラマンさんのラブを感じますヨ。>v<

ニュースblogトップは直近ニュースが大きめで、最近の記事やブログがまとめてリストに挙がります。
タグで管理されてます。同日の記事もひもづけされてきます(たぶんそういう仕組み)。

日本の棋戦も常時追跡しています。
張栩さんがグランドスラムを達成した棋聖戦のページ。
台湾のヒーロー張栩さんオンリーになるのではなく、対戦相手の山下さんの魅力も見せているところが素敵です。

こんなふうに応援されてるなんて、棋士さんも励みになるんじゃないでしょうか。


wikipedia風の資料も充実してて楽しい。
過去の戦績とか、台湾出身の棋士さんならここでチェックするのが見やすそう。ex.謝依旻さんのページ   ・・・雑誌記事より詳しい・・・^^
囲碁入門のページもあります。




LGSは囲碁関連サイトのアクセスランキングで2年前までの番外から上位13位に躍進。(囲碁のデータベースさんより
工夫されてるんだなあ・・・。

日本は棋譜の公開に制限があるようなので棋譜を求める人からのアクセスを集めることが難しいのかもしれないけれど、囲碁の情報って棋譜だけじゃないし、「囲碁は豊かな文化」というのを世界にもっと伝えるのもいいんじゃないかしら。
個人的には世界は情報公開での囲碁普及に傾いていると思うので日本のガラパゴス化は避けてほしいところです・・・

タグ:謝依旻 張栩
posted by もっも at 14:13| Comment(0) | TrackBack(0) | 囲碁関連ソフト/サイト/道具 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年01月04日

「囲碁エディターフリーダム2007」はすごい

使っている方には今さらでしょうが、

囲碁エディターフリーダム2007 っていうソフトがすごくいい黒ハート
↓フリーダム2007のページ
http://www.schlieffen.com/soft/freedom2007/freedom2007.html

有料版4,800円と無料版があります。無料版は300手までしか管理できない以外、有料版と仕様はほぼ同じらしい。とりあえず無料版をダウンロードして使用中。

いいところ
☆SGFでも棋譜入力出力ができる。(最初に開いた画面→(左上)「ファイル」→「他形式でファイルを追加」)
☆碁盤での入力で打ち間違えたらマウスのドラッグで修正できる。
☆展開図や参考図が作れる。一手ごとにコメント入力や評価もできる。碁盤上に記号入力もできる。
☆棋譜に「附箋」をつけて検索管理しやすくできる。
☆碁盤を回転できる。
☆すごく容量が大きいらしい。何万局でも入るらしい。
☆碁盤の色などを表示をカスタマイズできる。

☆棋譜再生の速度を設定できる。(1秒から・・・最遅で100秒以上も設定可能らしいことは分かった。
わたしの場合PC画面を見ながらタンタンと並べるには1手4秒がちょうどいいv)
☆「棋譜ゲーム」として、棋譜並べの相手をしてもらえる。自分黒番ソフト白番、またはその逆で棋譜並べの相手をしてもらって正しい位置に着手するとピンポーンと鳴ってくれる。個人的にこれがしたかったのでとてもうれしい。

☆おまけに本因坊秀策の棋譜データが300余局ついてきた。・・・解説なしで並べるだけでいいなら本を買わなくていいような。(因碩の打ち碁ファイルも無料で400局くらいダウンロードできる。ほかに有料で古碁の販売あり。)
☆さらに詰め碁や定石までついてきた。
・・・おなかいっぱいでまだ使いこなせない。^ー^

☆いろいろできるらしい。データベースとしての使いやすさが考えられている。

☆しかもユーザーの要望などでさらに進化するらしい。有料版でも3年間は無料のバージョンアップ。
・・・^▽^ 

作っている人が「自分が欲しいと思える使いやすいソフト」を追求しているのが分かるソフトです。


そんなわけで今フリーダム2007にむちゅう。
タグ:ソフト
posted by もっも at 12:47| Comment(0) | TrackBack(2) | 囲碁関連ソフト/サイト/道具 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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