2010年10月13日

13路碁盤 洛式

IGO FESTIVAL2010の会場には、いろんな囲碁関連の展示もありました。

「洛式」という碁盤もそのひとつ。
洛式のサイト
http://rakushiki.jp/


これはIGO FESのチラシやフリーペーパー「碁的」の表紙にも登場していました。

京都市産業技術研究所の竹浪祐介さんのデザインで、碁盤は京都の漆工芸作家三木啓樂(みき・けいご)さん、碁笥は清水焼作家の伊東南山(いとう・なんざん)さんの作です。
囲碁関連のサービス(囲碁SNSのgoxiとか対局場囲碁きっずなど)を提供されているきっずファイブの政光さんの肝煎だそう。

囲碁教室が縁で知り合った方達が現代の伝統工芸を融合させた美しい道具をつくろう、と企画されたそうです。



盤の縁の螺鈿には桜や紅葉、星雲が描かれています。
碁笥は白が桜、黒が紅葉の意匠です。

和風だけど、現代の洋室などでも映える雰囲気。
縁が斜めに切ってあって、対局しながら意匠を楽しめるようになっている卓上碁盤です。



13路棋戦「妙花」でも使われた碁盤「妙花」と碁笥一組。
13路の碁笥は佃煮とかを入れておく蓋物と同じくらいの大きさです。
(つまり、自分で用意するなら錦松梅の器でもいいわけですね←?!^ー^)
101011_165728-crop.jpg


黒の碁盤「銀河」。
碁石は試作品だというピンクや黄色のカラー碁石が置いてありましたが、グリーン碁石が映えますとのこと。
盤面は石が滑らないようにザラザラした加工がされてます。
101011_165828-crop.jpg


いいですねー。こういうの。

茶道や華道も時代と共に道具や手法に工夫や変化があります。
「今」という時間をどのようにしつらえるかの工夫が道具立てから始まります。

この碁盤は何百万円、誰々さんが使ったというのも物語だけど、そればかりでは曲(きょく)がない。
日本の囲碁だって時代が求める変化や楽しみ方を受け入れないわけではないでしょう。椅子対局もインターネットも導入しているんだし。
単純に便利な方へ流れていくのではなく美しさも備えていてほしい。

春だから桜、室内の色彩バランスがいいから黒の「銀河」、というのも楽しいですよね。



ここ「洛式」はこういうスタイルだけど、将来、各地のいろんな分野の作家さんがいろいろな趣向を凝らしていくようになれば面白いなあ。


囲碁は文化だというなら、周辺の文化を愛して育む土壌であってほしいと思います。








ラベル:13路 洛式
posted by もっも at 20:47| Comment(6) | TrackBack(0) | 囲碁関連ソフト/サイト/道具 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
はじめまして。
囲碁フェスティバルで「洛式」のデザインをした者です。
お越しいただき、ありがとうございました。
また、ブログでのご紹介、感謝感激です。

よろしければ、私のブログと相互トラックバックを
よろしくお願いします。

http://kyoto-craft.cocolog-nifty.com/blog/2010/10/post-83c4.html
Posted by あうあうちゃn at 2010年10月16日 07:47
あうあうちゃんさんこんにちは。

わあ、洛式デザイナーの方!
素敵な碁盤をありがとうございます。

トラックバック、喜んで♪
こちらこそよろしくおねがいいたします。
Posted by もっも at 2010年10月16日 08:55
作った人です。
デザインした人と楽しく作りましたよ。
京都にはまだまだ色々な工芸ジャンルもあり技術も素材もありますますし
皆さんのご希望次第でもっと面白いものも出来そうですので応援してあげてください!
Posted by keiraku at 2010年10月16日 14:20
作ったkeirakuさん、こんばんは。

楽しんで作っておられる様子、こちらにも伝わってきました。^ー^

日本の工芸はほんとすばらしいですよね。展示ケースに入っちゃうのも一つだと思いますが、道具は使われて生きると思いますし、使う人たちの気持や空間時間を豊かにしてこそなんぼのもんや、と思います。
ここからいろんな可能性が広がっていくのを想像するとウキウキします。

いっぱい応援してます!!
Posted by もっも at 2010年10月17日 00:50
完全に出遅れてしまいました...

肝煎った人です(?)
いつもいろいろありがとうございます。

> 各地のいろんな分野の作家さんがいろいろな趣向を凝らしていくようになれば面白いなあ。

そうですね。「21世紀の碁盤展」みたいなこともやってみたいなぁと思ってます〜
Posted by 政光 at 2010年10月18日 23:14
政光さんこんばんは。
素敵な肝煎をありがとうございます。
碁盤と碁笥ができるまでのエピソードを伺って、碁縁って素敵だなあ、と改めて思いました。

>「21世紀の碁盤展」
おおお!!
茶道具が茶室や野点にしつらえられるみたいに、碁のある空間そのものをたっぷり見たいです。
これからどんな展開になるのかワクワクします。
Posted by もっも at 2010年10月19日 00:12
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