2011年01月31日

喜びは碁の中に

中華圏は農暦(太陰太陽暦)のお正月春節(しゅんせつ)を2月3日(木)に控えて、ネット広告でも関連のものが増えてきました。
sohu.comで見た広告。

喜在棋中(喜びは碁の中にあり)

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上手く言うなあ!
春节赢话费,喜在棋中(春節は通話料を稼ぐ 喜びは碁の中にあり)

モバイルゲームの春節企画で賞金をゲットしよう!と参加をあおってるんですね。
(わたしはこの企画の広告をしたいわけでもないんですケド・・・^^;)


棋[qi2](碁など盤上遊戯)と其[qi2](その)の音が同じなので、
「喜在其中(喜びはその中にあり)」と合わせたしゃれになります。


碁の中には喜びだけじゃないもろもろが混沌としていると思いますが、
(ご自身なら、◯◯在棋中 に何を当てはめますか?!)
打てることの喜びを忘れずにいたいものです。

「春隣(はるとなり)」なんて季語がぴったりと来る季節です。
posted by もっも at 17:47| Comment(0) | TrackBack(0) | 囲碁中国語 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年01月30日

『天地明察』百人書評で囲碁のこと…

昨年本屋大賞などで話題となり、現在映画化が進んでいるらしい『天地明察(てんちめいさつ)』。

江戸時代の暦学者渋川春海(しぶかわはるみ/しゅんかい)が挫折を経験しながらも天文観測と和算を元に暦を完成させていくという史実に材をとった小説。
囲碁ファンからは「碁打ちの登場する物語」として注目をあつめました。

渋川春海はもとは碁打ちで、二世安井算哲のこと。同時代には碁聖と讃えられる天才・本因坊道策もいます。
作中に算哲対道策で算哲が初手天元に打った一局も描かれました。


天地明察(冲方丁著/ 角川書店刊)リンク先amazon
200907000044.jpg


さて、文芸誌『ダ・ヴィンチ』2011年2月号でこの本が取り上げられました。
同誌は作者の冲方丁(うぶかた・とう)さんにライトノベルでデビューしたころから注目していて、『天地明察』も何度目かの登場。



今回は、話題の一冊に読者から短文書評を募る「百人書評」のコーナーに。
ぴったり100人分の書評が見開きいっぱいに載ります。
ひとり分の字数は20〜30字程度。


この本が他の人にどのように読まれているか興味しんしんだったので、100人分の書評にくまなく目を通しました。


問題:「ダ・ヴィンチ」の『天地明察』百人書評に
「碁打ち」としての春海や「囲碁」に触れたコメントは100件中何件あったと推測しますか?



考慮時間にNHK杯囲碁トーナメントのテーマを。








百人書評で『天地明察』の囲碁に触れたコメントの件数、

正解は「0件」でした。


ちょっとびっくりしました。



この雑誌の読者は比較的若いから(といっても20〜40代)かもしれないし、
編集者が好みでコメントを取り上げているからかもしれない(あらすじは碁打ちにも触れてたけど)し、
いろんな読み方ができる本なので「囲碁」まで手が回らなかったのかもしれないし(ほかには似た視点の重複感想もあったけど)、
そもそも囲碁の描写に瑕疵があるから(といっても和算や天文も同様だ)かもしれないし、
そもそも、
主人公の本分は「碁打ち」として生きることになかった。

それにしたって。
 
天文や和算に触れたコメントはいくつもあるのにねえ・・・。(;-;)




これだけで一冊の本の受け止められ方を判断するのは危険だとはいえ。


『天地明察』の映画化プロジェクトが進んでいるようですが、これで囲碁への関心度がグッと高まる!・・・とはならないだろうと容易に想像がつきます。
もしもこれを波にしたいなら、本腰をいれる必要があります。


囲碁普及活動は囲碁の打ち方を教えることではない、囲碁への関心をもたせ高めることだ、という認識で。




 

posted by もっも at 20:48| Comment(2) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年01月28日

黒嘉嘉さんインタビュー記事和訳

台湾の黒嘉嘉(ヘイ・ジアジア)さんは特定の師匠を持たず、ネット碁と独学で強くなった16歳の女流棋士です。去年は国際棋戦でも大活躍、この1月に台湾棋院で二段から五段へ特別昇段を遂げました。

黒嘉嘉.jpg


tygemの黒嘉嘉さんへの特別インタビューがTOMに中国語で出ていたので訳しました。
http://post.weiqi.tom.com/s/4C000A8F3170.html

「黒金対決(韓国の金侖映(キム・ユンヨン)二段との三番勝負:1/28〜30)」やtygemの碁、日々の心構えなどについて話しています。


例によって素人もっも訳ですのでよろしくご指導ください。m(__)m


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韓国の囲碁サイトTygemで台湾の女流棋士黒嘉嘉五段と韓国の女流棋聖金侖映(キム・ユンヨン)二段の三番勝負が開催されるに当たって、黒嘉嘉さんがTygemを訪問してくれた。以下がインタビューである。


――tygemの会員には初対面ですね。黒嘉嘉さんはtygemでも人気の美人棋士です。tygemのファンの皆さんに一言お願いします。

黒嘉嘉:こんにちは。みなさまにご挨拶の機会を持てて嬉しいです!
 
――金侖映さんとの対局は初めてですね。彼女のことはご存知ですか? どのような棋士だとご覧になりますか?
黒嘉嘉:そうですね、金侖映先輩のことは対局の経験がないので分かりませんが、今回お目にかかれて嬉しく思います。碁に真摯な方だと感じました。
 
――今回は一局ではなく三番勝負です。三番碁への心構えと準備をお聞かせください。

黒嘉嘉:普段から特別な準備はしません。どの対局も真剣に打つだけですから。
碁盤に向かえば平静かつ楽しい心持ちになります。
対局相手に対して、棋力、年齢、性別に関わらずわたしは敬意を持って向き合います。
三番碁というのも一局一局の積み重ねですから特段に構えることはありません。これまでの努力を出しきるだけです。

――アジア大会以降、生活はいかがですか?
黒嘉嘉:楽しく、充実しています。


――以前tygemに来てくださったとき、9段のIDでよく打っているとおっしゃってましたね。
最近も対局されてますか? 打っているとすれば週に何局くらいですか?
黒嘉嘉さんにとってtygemの碁の面白さはどんなところですか?

黒嘉嘉:最近ネット碁は少ないんです。台湾のプロ棋戦に参加するようになりましたから。最近は台湾の天元戦と棋王戦で思いの外忙しいです。
それでもtygemは重要な友達です。アメリカでの小中学生時代にtygemがなかったら、わたしの棋力はそれほど伸びなかったと思います。tygemとtygemの9段仲間の指導にたいへん感謝しています。
(※黒嘉嘉さんはオーストラリアで生まれ、台湾とアメリカで学童期を過ごした。)

 

――黒嘉嘉さんの2010年の成績は良いものだと拝見しますが、ご自身の2010年をどうご覧になりますか?
(自己評価はいかがですか)

黒嘉嘉:わたしは自分の運気はいいとずっと思っています。たくさんの方の支えによって2010年は充実し、印象に残る一年となりました。
また、わたしが碁を始めて十年になる節目の年でもありました。
成績の良し悪しは(一年の評価基準として)第一のものではないと思います。最も重要なのは2010年の毎日は充実したものだったということです。


――2011年の目標をお聞かせください。

黒嘉嘉:アハハ(笑)。みなさん同じことを聞かれますよね。
よそゆきの回答としては、台湾の棋戦でリーグ入りが目標です。内心の目標は2010年同様毎日を充実させ楽しく過ごすことです。
(※インタビュー後棋王戦リーグ入りを実現。)


――tygemの囲碁ファン皆さんに新年のメッセージをお願いします。

黒嘉嘉:みなさまお一人お一人にとって楽しい2011年となりますように!!
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現在16歳の黒嘉嘉さんの、14歳のときの談話(2008/12/1掲載)がヨミウリのサイトに公開されています。
http://kisei.yomiuri.co.jp/
YOMIURI ONLINE棋聖戦ページ→(下部)岡目八目→ジョアン・ミッシンハム

(ジョアン・ミッシンハム(Joanne Missingham)は黒嘉嘉さんの英名です。)

台湾とアメリカでの幼少期のこと、存分に碁を打ちたいというもどかしさなどを語っています。
 
ヨミウリ談話を合わせて読むとハツラツとした雰囲気の黒嘉嘉さんの「わたしの運気はずっといい」「大切なのは毎日が充実していること」というtygemインタビューの言葉が単純なものではないと感じられます。不遇を不遇としない強い向日性が彼女の持ち味なんですね。
「有志者事竟成[you3 zhi4 zhe3 shi4 jing4 cheng2](志あらば事ついに成る)強い意志で物事にあたれば必ず成功する、意志あるところに道は開ける」という中国語でよくきく格言も思い出します。(『後漢書』だそうです。)
posted by もっも at 15:45| Comment(0) | TrackBack(0) | インタビュー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

黒金対決☆黒嘉嘉五段 対 金侖映二段

1月28日(金)〜30日(日)の3日間 毎夜8時(日本時間)から、台湾の女流棋士黒嘉嘉五段と韓国の女流棋聖金侖映(キム・ユンヨン)二段の三番勝負が行われます。

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台湾の囲碁サイト棋城韓国の囲碁サイトTygemの共同特別企画で、台湾の「民国百年」(※後述)も紀念しているそうです。

日本からだと、Tygem系列の囲碁サービスサイト東洋囲碁の会員になって観戦するのがシンプルです。
(無料会員も観戦可能だが場合によってはアクセス人数制限で閲覧できない場合があるとのこと。)

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黒金」って名前でキャスティングしてるんじゃないの?!
いやいや、今後国際棋戦で何度も見るようになりそうな顔ぶれです。


黒嘉嘉(ヘイ・ジアジア)さんは先日まで二段でしたが、2011年1月に五段に飛び昇段!しました。(台湾棋院の記事
台湾棋院は彼女の実績と実力から特別昇段規定を設けたそうです。すごいー、棋院ルールを変えるなんて!!


直接の昇段理由は、国際戦での成績。
(台湾棋院所属の女流棋士初の国際棋戦準優勝。2010年9月の女流国際棋戦穹窿山兵聖杯オセアニア代表として(大会運営側が世界戦での地域間のパワーバランス調整のため台湾代表ではなく父親の国籍オーストラリアからの出場を要請)。兵聖杯についての過去記事はこちら
台湾棋院の記事に記載はありませんが、広州アジア大会のペア碁でも周俊勲九段と組んで台湾代表4位と健闘。)

国内戦でも実力が男子トップクラスに比肩しています。
予選トーナメント4連勝で棋王戦リーグ入り。



台湾や中国の報道で、アジア大会以前は「美少女棋士」として人気先行の取り上げ方が目立ちましたが、2010年後半の兵聖杯のころから「黒馬[heima](ダークホース)躍進」といった見出しが見られるようになり、最近は彼女の活躍が上位棋士として当然のように淡々と報道されるようになっています。





韓国の金侖映(キム・ユンヨン)さん(20歳)もアジア大会対策で鍛えられた棋士。
以前ここのブログでも書いたことのある、韓国の若手女性棋士強化チーム「常備軍」のメンバーです。
アジア大会直前10月に韓国のタイトル女流棋聖を獲得し、二段に昇段しました。
広州アジア大会では崔哲瀚(チェ・チョルハン)九段と組んでペア碁で銅メダル、女子団体の金メダル獲得に貢献しました。

二人ともペア碁で鍛えられていました。
台湾も韓国も「アジア大会はペア碁が鍵」と経験の少ないこの種目に注力していました。
競技としてのペア碁は自分の実力より上のパートナーにしっかり付いていく必要があるので、精神的にも相当タフになりそうです。
(韓国の「常備軍」棋士の粘り強さを見ると、先輩に「投げるな! よく見ろ!」と叱られ涙をぽろぽろ流しながら練習碁に打ち込む姿を想像してしまいます・・・。)
普段の棋戦をこなしながら国や棋院からの「メダル取れ!」のプレッシャーをひしひしと感じつつの訓練は大変でしょうけどメダル以上の実を得たように見えます。


今回は黒金初顔合わせとのこと。どんな碁になるんでしょうね?!





※台湾こと「中華民国(wikipedia)」は2011年が建国百年。
2011年10月10日が記念日(1911年の同日 辛亥革命勃発の日を中華民国政府誕生とする)です。
(台湾の暦では中華民国暦(民国紀元)(wikipedia)というのも西暦と合わせてよく使われています。1912年を元年とし、民国◯年という言い方。)

ラベル:金侖映 黒嘉嘉
posted by もっも at 13:42| Comment(2) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年01月27日

女流棋聖戦、棋聖戦

女流棋聖戦の三番勝負が始まりました。

今日27日の神奈川県平塚市での第一局、依旻さんが白9目半勝ち

この時期って依旻さんに精神的に有利だと思う。
直前に女流本因坊の就位式があり、家族にも会えて関係者から激励の言葉をたくさんもらい自分も意欲表明をできて、その勢いで女流棋聖戦に臨めるのですから。
1月21日の女流本因坊就位式についての台湾駐日経済文化代表処の記事
相手はこのテンションを崩さなくてはいけないんですね。


3月には向井千瑛四段が挑戦する女流名人戦も控えています。
梅沢由香里五段とともに強豪ですが、依旻さんには防衛してほしいです(ひいきしてるから)。


井山名人の張栩棋聖への挑戦手合も今日第2局が「北の湘南」こと北海道伊達市(支笏洞爺)で終わりました。
1−1タイになりました。


最近、日本棋院サイトの地方対局の記事が記事らしくなってきたなあと感じます。
棋聖戦2局目前夜祭の記事とか対局結果の記事とか愛想が良くなってきた。)
以前は対局結果だけで、どこの街で開かれてようとほんとどーでもいい感じで、これってわざわざ時間と金をかけて大勢で行く意味あるの?!と思ってましたが、街の紹介や対局会場の様子、棋士さんの表情も見られるようになってきました。関連記事へのリンクも親切になってきたし。


この地での一局、という印象が残る棋戦は楽しいです。
人とモノと心が動いてこそ経済と文化が動きます。



棋聖戦の3局目は富山県の氷見市で2月2(水)~3日(木)。

女流棋聖の2局目の日にちは未定なのかしら?(囲碁将棋チャンネルでの放映日だけ決まってるらしいけど。)
そのうち上がるでしょう。
わたしのヨミは2月3日(木)は中華圏のお正月春節だから台湾出身の依旻さんに配慮して避けて、10日(木)かな? です。

posted by もっも at 20:24| Comment(4) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

正官庄杯7連勝の文度媛二段

日中韓の囲碁の女子団体勝ち抜き棋戦、正官庄杯(世界女子囲碁最強戦)で7人抜きの快挙を遂げた韓国の文度媛(ムン・ドウォン)二段。
文度媛.jpg

CCTV-5(中国中央電視台のスポーツ専用チャンネル←中国では碁はスポーツ領域だから)でも連日取り上げられていました。
インタビュー映像がなかったのが残念ですが動く文度媛さんです。

1月11日 4連勝(中国李赫(り・かく)三段に勝つ)
1月12日 5連勝(向井千瑛四段に勝つ)
1月13日 6連勝(宋容慧五段の6連勝記録に並ぶ)
1月14日 7連勝(鈴木歩五段を破って大会新の連勝記録)

韓国主催の棋戦での韓国棋院の棋士の活躍を韓国のメディアが取り上げているのは当然だろうけど、中国の国営放送がこういうふうに報道するのは国際棋戦にも関心を向けさせたい、自国棋士を発奮させたい、ということかな。今回会場が中国の杭州ですしね。



日本棋院所属の棋士以外のことはあまり書かない日本棋院サイトさえもこの7連勝を記事にしていました
囲碁メディアはともかく、日本のマスメディアはこういうのなかなか取り上げないですよねー・・・。
プロ公式戦で一球も投げていない新人選手の練習の連日レポートより、世界にはすごいやつがいるんだとこういうニュースを見せてくれ。


日本棋院サイトは日本棋院所属棋士の主に国内での対局予定と結果を主に伝えるためのもののようだからそこは困らせてはいけませんが、こういうニュースリリースは日本棋院以外のどこに要求したらいいんでしょう??




第9回正官庄杯のまとめページは以下にあります。

sohu.comの正官庄杯ページ(関連記事、写真特集、一部棋譜あり。簡体中国語)
TOM棋聖道場の正官庄杯ページ(棋譜・解説、写真あり。簡体中国語)
 ※TOMの解説付きの棋譜閲覧には表示崩れ防止のためinodiaryさんの無料スクリプト導入がおすすめ。
奕棋の正官庄杯ページ(結果まとめと日程。繁体中国語)
日本棋院の正官庄杯ページ(結果まとめ。日本語)



この後、3月22日から韓国ソウルで第二ステージがあるそうです。
残るは日本の吉田美香八段、中国の芮廼偉(ぜい・のい)九段、唐奕(タン・イ)二段。
韓国は朴ヤ恩(パク・ジウン)九段、李夏辰(イ・ハジン)三段ほか全員残ってます。

正官庄杯に参加した韓国の若手3人、文度媛二段、金美里(キム・ミリ)初段、朴志娟(パク・ジヨン)二段はいずれも91年生まれの常備軍のなかよしメンバーです。

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韓国の囲碁サイトTygemの記事から。(赤いヘアアクセが朴初段、ピンクのマフラーが金二段)。
出発の空港で「一番手は誰ですか?」と聞いたら文二段の顔を引っ張ってこのポーズを取ってくれたんですって^▽^
空港での素顔写真が楽しい(わたしの重要基準^x^)、アイドル記事みたいです。リンク先には大きい画像がたくさんあります。


「常備軍」とは韓国の若手女子強化チームのこと。
広州アジア大会(2010年11月)の前に「韓国は女子が弱い」と強化対策のために設けられたチームで、アジア大会で活躍の李瑟娥(イ・スラ)二段、19歳で女流国手タイトルを取った金侖映(キム・ユンヨン)二段もここのメンバーです。トップレベルの男性棋士がありがたいほどこってり鍛えてくれるらしい。

文二段らはアジア大会ではメンバー入りできなかったものの、この正官庄杯の予選で李瑟娥(イ・スラ)二段らを破って本戦入り。
それでこの暴れっぷり。

おそるべし、常備軍。タイガーマスクの虎の穴みたいだ。


文度媛二段の碁は中国のTOM棋聖道場の解説によると「途中は濃霧のなかをさまようようだが、文本人には行く手がはっきり見えているようだ」というものだそう。
力でゴリゴリ押していくのではなく、ヨセがむちゃくちゃ強くて、苦しい局面を辛抱強く耐えるタイプらしいです。
辛抱強い方は棋譜並べをどうぞ。^x^
ラベル:文度媛 正官庄杯
posted by もっも at 19:10| Comment(10) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年01月26日

「おちょくる」はこんな感じ?

高尾紳路九段がご自身のブログたかお日記「おちょくる」という囲碁の検討用語について話していました
プロの棋士さんが盤上の一手について言う「おちょくる」は一般的な語義の「からかう」とは違う、「様子をみる」のような、もうちょっと違うような・・・らしいです。

うーん・・・どんな一手じゃ?(@~@)?
そのうちNHK杯の高尾さん解説で見られるのかな。

高尾さん、その一手は下の動画のお母さんみたいな感じですか?!


ロシアの中学生くらいの女の子が自分が歌を歌うのを録画しようと「お母さん、あっち行ってて」と追い払うんだけど、後ろでお母さんが邪魔する邪魔する。
娘はお母さんに完全に「おちょくられて」ます。
本義の「からかう」と「様子をうかがう」が絡まってるような・・・爆笑ものの一手? 違うか。

音声注意です。


この動画はらばQという世界のニュース紹介サイトさんで知りました。
昔のダウンダウンの番組にありそうな感じだ。^▽^
ラベル:高尾紳路
posted by もっも at 20:56| Comment(4) | TrackBack(0) | 動画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年01月15日

台湾でも『ヒカルの碁完全版』

台北国際書展(Taipei international book exhibition)に『棋魂(ヒカルの碁)』が出展されるそうです。

Hinetの記事

数年前に連載が終了したのに、まだ記事で幅を効かせてる。
それだけ吸引力があるんでしょうね(わたしもこの記事読んじゃったし・・・ニュースアラートで引っかかるんですよ、囲碁・ウェイチーが。)


大判で印刷もきれいなコミックス「完全版」が台湾でも出版されるそうです。

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台湾の繁体字版はアジア圏で広く販売されそうなイメージだし、
ここからも『ヒカルの碁』ブーム再燃でしょうか。^ー^
posted by もっも at 01:06| Comment(0) | TrackBack(0) | ヒカルの碁 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年01月12日

囲碁と仏教の共通点は

囲碁と仏教・・・えらく大きなタイトルですね^^

sohu.comの記事に杭州の霊隠寺(れいいんじ)に中国の棋士たちが正官庄杯の合間に参詣したという話がありました。
杭州棋院から遠くない名刹、1600年以上前に開かれた中国禅宗のお寺で、仏教囲碁交流センターというのもあるそうです。

その記事には「囲碁と仏教の共通点・・・」という見出しが付いていたのですが、その共通点ってなんだと思われますか?
thinking timeに霊隠寺の様子など〜。




自分の中で答えを用意されましたか? 
(間違えても正解してもなにも出ませんよ^x^)


この記事の霊隠寺の光泉法師の考えによると囲碁と仏教の共通点は共に「平常心を目指していること」だそうです。

記事によると、
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光泉法師は僧侶が碁を覚えることに当初反対だった。
囲碁は殺気に満ちたものだと思っていたから、佛の道にあるまじきものだと。
しかしすぐに碁の道と佛の道は似通っていると悟った。
心が善に向かえば、勝負は一種の修行だ。堅い意志とぶれない心が求められる(のは囲碁も佛道も同じだ)。
さらに金銭や栄誉といった誘惑をまえにしても、平常心を保てれば棋道を進むことができる。
もし心が悪い方向に向かうと勝負の世界は殺気に見舞われる。
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禅宗に「平常心是道(びょうじょうしんこれどう)」ということばがあります。
(日本の禅宗では「へいじょうしん」ではなく「びょうじょうしん」と読むそうです。)

無感動無反応なのではない、ムリに落ち着かせようとするのでもない、あがりもすればあせりもするそのありのままを受け入れること。


今回の正官庄杯で活躍の韓国の文度媛(ムン・ドウォン)二段は「逆転の女王」とニックネームを付けられました。
劣勢でも相手のミスを待ち、それを逃さず形勢を逆転させる。
解説を読むと文二段も良くない手を打ってるようですが、それにくさらず「冷静な熱さ」で盤面に向かっている感じです。

今日1/12の向井千瑛四段との一局、ちらっと見たときには黒の文度媛二段が悪くて「ここから活路があるのか?」と書かれてましたが・・・うわー、勝っちゃいましたね、5連勝です。

棋譜はTOMにあります。




(韓国の囲碁棋士は厳しい手にも冷静に対処してくると聞いたことがあります。
特定の一人ではなく全体がそうなら、一人ひとりが「平常心」をマスターしているのでしょう。
韓国の若手女性棋士の強化を目的としたチーム「常備軍」から頭角を現してきたのがアジア大会でも活躍した李瑟娥や金侖映、今回の正官庄杯の文度媛ら。
韓国は囲碁の技術だけでないものを組織全体で共有し鍛えているのだと思います。)


ふと思い出したのが、先日テレビで見た日本の大型ロケット打ち上げのシーンです。(2011/1/8「ワンダー×ワンダー 完全密着!ロケット打ち上げの舞台裏」)

今回の打ち上げ執行責任者の方は、過去になんども打ち上げに失敗して、辛酸を甞めて来られました。
失敗すれば何百億円の損害、大勢のスタッフやメーカーの関わる日本の宇宙事業の命運がこの方のゴーサインにかかっています。心的負担は相当なはずですが現場にドラマのようなピリピリした怒声は飛び交いません。
まるで毎日ロケットをポンポン打ち上げ慣れてるかのように、普通の声と態度でエラーの報告を聞き「これどうなってる? 確認しておいてね」と応じツメの甘いスタッフにいら立ちを見せず。

その執行席の後ろにも「平常心」と大書した幕がかかっていました。
posted by もっも at 22:32| Comment(4) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

井山裕太名人の大阪文化賞授賞式

youtubeで井山裕太名人の大阪文化賞受賞式(2010/12)の映像を見つけました。
最年少で名人位獲得防衛の活躍が大阪の文化振興に貢献した、というのが同賞の受賞理由だそうです。



井山さんのコメントはありません。
式の後は橋下徹知事の井山名人への感想コメントです。
大阪文化賞授賞式の雰囲気をどうぞ。

菅直人首相の「総理の仮免そろそろ卒業」発言にはびっくりしたものでしたが、橋下知事は負けじと「まだまだアマチュア」発言です。
(「政治でも勝負を打たなくてはならないことがあるが、ぼくなんて(本当に勝負の世界に身をおいている井山さんと比べたら)まだまだアマチュアだ」という文脈です。)


これは大阪府の広報動画だそうですし、橋下さんは「アマチュア知事かいな」というインタビュアーのツッコミを待っていたに違いありません。
橋下さんのプロ試験合格を祈っています。
大阪府政に平安あれ。

posted by もっも at 21:02| Comment(2) | TrackBack(0) | 動画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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